第6回 「おとあそび♪親子コンサート」が開催されました
2010年 03月 25日
今回も、親しみやすくテンポの良い司会進行で、クラシックの名曲の演奏からみんなで楽器に触ったり歌ったり、手拍子でリズムアンサンブルを奏でたり・・といった参加型音楽活動まで、盛りだくさんのプログラムで会場は大いに盛り上がりました。
コンサートのはじまりはこの曲から!
「お花がわらった」の歌に、会場はいっきにあたたかくやさしい雰囲気に包まれました。
いつものようにプログラムには、クラシックの名曲も用意しています。
小さなお子さんにも楽しんでいただけるように、またクラシックになじみの薄い方でも音楽的に聴きやすいように工夫しています。ピアノ演奏では、バッハ作曲のイタリア協奏曲より第3楽章を聴いていただきました。
マリンバ演奏では、ゲストの林瑞穂さんによるリムスキー・コルサコフ作曲の「熊蜂の飛行」を聴いていただきました。まさしく蜂がぶんぶん飛んでいるような林さんの超高速のバチさばきに、会場の視線は集中していました!
そして、もうひとりのゲスト、宮本英実さんにはヴァイオリンによるサラサーテ作曲の「ツィゴイネルワイゼン」を演奏していただきました。
演奏中に声を出しても動いても、そこはお互いさま!気にせずに参加していただきたいコンサートであることを、会場のみなさんにはあらかじめお伝えしてありましたが、どの曲も子どもたちはとっても集中して聴いていました。
いただいたアンケートにも、短い小品を選んでいたことが子どもにちょうど良かったという感想がありましたが、このようなコンサートをきっかけにぜひいつか本格的な音楽会に出かけて、じっくりと名曲を聴く機会も持っていただきたいと思います。
さて、このコンサートは、ただ音楽を聴いていただくばかりではありません。
「リズムあそび」は、もうすっかりおなじみで、お客さんの期待も高い活動となっています。会場を3つに分け、観客のみなさんの手拍子による「南の国のハメハメハ大王」を演奏しました。
「とんでったバナナ」は、小物楽器を会場にいるお子さん全員に配って、みんなで合奏を楽しみました。
赤ちゃんもお父さんと一緒に!
全身を使って音を出してくれています!
「おとあそび♪音楽隊」の学生によるトーンチャイム演奏は、アンケートでも特に好評でした。33本のトーンチャイムによるパッヘルベルの「カノン」です。
会場の皆さんにはこのトーンチャイムも触っていただきました。
「この玉はなんだろう」・・・まずは、楽器のしくみをよく調べて・・・
みんなのトーンチャイムの音が会場を包みはじめた頃、「しゃぼん玉」の歌と伴奏が入ります。
いつ、どんなふうに鳴らしてもOKなように、音の構成に配慮して楽器を準備してあるので、誰も失敗することはありません。また会場のみんなの出す音が一番生きるような編曲にしてあります。誰もが緊張することなく新鮮ですてきな音楽体験を楽しんでいただけたのではないでしょうか。
みんなの音と伴奏に歌が重なりあってとってもすてきな「しゃぼん玉」の演奏になりました。
コンサート後には、アンケートを通してたくさんのご感想もいただくことができました。
ほんの一部ですが、以下にご紹介させていただきます。
・ちいさな子どもを連れて本格的な音楽を聴けるのはとても嬉しい
・楽器にさわれたのが良かったです
・参加者のことをよく考えた内容ですばらしいと思いました
・また参加したいです
・大人も子どもも楽しめました
ご来場くださいました親子のみなさん、本当にありがとうございました。
またお会いできる日を楽しみにしています。
当日の様子を「足立よみうり新聞」が取材してくださいました。
出演:おとあそび♪音楽隊/今野貴子、蔭山真美子
学生アシスタント/重田絵美、鵜飼文代、松井千恵子、阿萬野千尋、野口由衣、新妻由加
ゲスト/宮本英実(ヴァイオリン)、林瑞穂(打楽器)
企画運営協力:大学院応用音楽学研究室