第7回 芸大の『おとあそび♪親子コンサート』が開催されました
2010年 07月 24日
0歳から小学3年生までのお子さん、そしてご祖父母の皆さままでご家族そろって安心して音楽を楽しめるこの親子コンサートに、今回も400名を超える皆さまにご来場いただきました。
「〜歳のおともだちはいるかな?」・・・ステージからの呼びかけに、元気のよいお返事が返ってきます。
いつものように親しみやすくテンポの良い司会進行で、クラシックの名曲の演奏からみんなで楽器に触ったり歌ったり、手拍子でリズムアンサンブルを奏でたり・・といった参加型音楽活動まで、退屈しないように工夫されたプログラムに、会場は大いに盛り上がってくれたようです。
今回は大人気のゲスト、バリトン歌手の春日保人さんとメゾソプラノ歌手の渡邉智美さん、そして、個性派打楽器奏者の林瑞穂さんを迎え、オペラの名曲「カルメン」(ビゼー作曲)を、お子さまにもわかりやすいように趣向をこらし、楽しんでいただきました。
まずは林さんのマリンバによる「カルメン序曲」です。その見事なバチさばきと軽快な音にお子さんたちの目と耳がステージに集中していました。
続いての「ハバネラ」、「闘牛士の歌」では、渡邉さんと春日さんが客席のあいだを歩きながら、皆さんの目の前で素敵な歌声を披露しました。
ステージでは「おとあそび♪音楽隊」の今野さんも加わって、オペラの迫力と魅力いっぱいの三重唱を聴いていただきました。
小物楽器による大合奏の曲目は、今回は皆さんよくご存知の「うたえバンバン」です。会場にいるお子さん全員に「おとあそび♪音楽隊」のスタッフが楽器を配りました。
ひとりひとりに声をかけ、楽器の鳴らし方などを伝えながら、年齢を考慮しそれぞれに扱いやすい楽器を渡していきます。
会場が一体となってとても素敵な合奏になりました。
コンサートでもすっかりおなじみの活動になった「手拍子によるリズムアンサンブル」もご紹介しましょう。会場を3つのグループに分け、それぞれのグループリーダーがリズムを提示します。
リズムを組み合わせ、サンバ風にアレンジされた「ふしぎなポケット」を会場の皆さんと一緒に演奏しました。
思わず席から立ち上がって手拍子足拍子のお子さんも。すばらしいリズムアンサンブルになりました。
今回のコンサートが、こうした楽しいおとあそびをご家族で共有していただけるよい機会となったのではないかと感じています。
区の職員の方々にも会場の設営から受付まで、たくさんのお手伝いをいただきました。あらためて心よりお礼を申し上げます。
コンサート後には、このコンサートにあわせて区内の保育園や幼稚園の先生方を対象にした研修会を実施しました。昨年度、近藤やよい区長の発案で実施したところ、大変に好評だったため、ニーズに応えるかたちで今回も実施いたしました。音楽を使って子供たちとかかわることの意義やその際の重要なポイントを、実際にコンサートでも登場したトーンチャイムを使いながらお話をしました。
多くの先生方にご参加いただきましたことを、ここに重ねてお礼申し上げます。
今回のコンサートには、近藤やよい区長もお忙しい中をかけつけてくださったばかりでなく、コンサート後の研修会にも参加してくださいました。心よりお礼申し上げます。
また、当日の様子を、「テレビ東京」、「足立ケーブルテレビ」が取材してくださいました。
追記:近藤やよい足立区長が、このコンサートとその後の研修会について、ご自分のホームページに記事を書いてくださっています。(8月6日付)
企画運営協力:大学院応用音楽学研究室